子育てをする上で気をつけておきたいのが育児ノイローゼです。お子さんを育てていくのは大変なことなのですが、特に乳幼児の時期には苦労することが多くあります。
近年では核家族化が進んでおり、近所に親御さんがおらず誰にも手助けをしてもらえないケースも少なくありません。そうした時に育児ノイローゼにかかりやすいのですが、ここでは主な原因やその症状について解説していきます。
「育児ノイローゼ」主な原因と症状、治療方法概要
では、育児ノイローゼにかかる原因はどこにあるのでしょうか。
現代の医学でも育児ノイローゼに関する正確な原因はわかっていません。
多く言われるのは、産後のホルモンバランスの乱れ、完璧主義的に子育てを十全に行おうとする考え方、近くに頼れる家族や親戚がいないこと、父親が子育てに参加をしない、または理解を示さないことなどがあります。これらの原因のどれか1つというワケではなく、複数の原因が絡みあうケースも多く、他にもストレスの蓄積などが原因にあげられているのです。つまり、育児ノイローゼの原因はふだんの生活そのものにあり、どんな人でも発症する可能性があると考えることができます。
次に育児ノイローゼの症状について考えてみましょう。育児ノイローゼの症状として代表的なのが、なにもしていないのにイライラとしてしまうものがあります。子どもに対して八つ当たりのように接してしまうのも良くある話なのですが、実はこれだけが育児ノイローゼではありません。
無表情になってしまったり、人と会話するのが億劫になるなど、うつ病と良く似た症状を発症することでも知られています。
また、不眠に悩まされる人も多く、眠いのに眠ることができないので、睡眠薬などを処方してもらうケースは珍しくありません。他にも過食の症状が出てしまったり、反対に拒食症のように食欲がまったくなくなる場合もあるのです。ノイローゼと言うと、精神面のみが取り上げられることが多いのですが、こうして肉体面にも不調が出ることを覚えておきましょう。
育児ノイローゼが重症化すると無気力になり、育児だけではなく家事すらできなくなることもあります。また、さらに悪化することで育児放棄や虐待などに繋がることも珍しくありませんので、なにかおかしいと感じた場合は医療機関などで相談してください。
最後に育児ノイローゼの対処法にも少し触れておきます。
育児ノイローゼの対処法としては、ともかく周囲に助けを求めることです。子育ての経験がない人が誰にも頼ることなく、育てあげていくのはかなり難しいことですので、親御さんや友人に頼るようにしましょう。それができなければ、地域の保健師の人に相談をするなど、話をするだけでも随分と考えが前向きになるはずです。
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